英検準1級を目指せ!ライティング問題の書き方はこの順序で英作文を作る
ここでは英検準1級のライティング問題の書き方ついて紹介しています。
また、英検準1級のみならず、
3級から2級までもこの方法が参考になると思います。
苦手な英作文が、以前よりもスラスラと書けるスキルが身につくことを期待します。
〇初めて英検準1級に挑む人にとって、ライティング問題に英語で書かれているDirection(指示説明)の意味を確認できる。
〇指示説明に従ったライティング問題の書き方を確認できる。
〇準1級ライティング問題の出題形式に対応する。
〇ライティング問題を書く前の構成作り(どうやって作文を展開するか)ができる。
英検準1級を目指せ!ライティング問題ーはじめに
早速ですが、準1級と2級と大きな違いを確認しましょう。
・「設問文がすべて英語で書かれている」 ・「英文を書く語数が増える」 ・「POINTSから2つ単語を選ぶ」 |
ことが挙げられます。
その点を注意していれば作文を書くこと自体は2級と同じです。
え?そうなの?と思うかもしれませんが、準1級だからと言って気持ち的に難しく思う必要はないと思います。
この記事を読んでいる読者は、2級を合格していると思って執筆しています。
2級のライティング問題を書いたのであれば、準1級の英作文を書く作業は同じ要領で英作文を仕上げることができます。
それを聞いて少し安心したと思います。
気持ちを楽に考えると、英作文を書くとき単語がポンポンと出てきて、ささっとスムーズに英作文が書けると思います。
準1級だけに限らず、3級から2級までの作文の書き方が苦手、わからない方にとっても書き方のヒントを紹介していますので最後まで読んで頂けることを願います。
この記事を見るまでに、サイトや教本でライティング対策に関することを調べたり、ここで読んだ記事の内容を読んだけど、それでもなかなか書けない方には、「オンライン英検講座」でライティングの書き方をレッスンしています。(宣伝で~す)
では、早速本題に入りましょう。
英検準1級ライティング問題の全容をまず見る
※上記の「TOPIC」の設問の最後に「?」が付いていますが誤りです。
正式には、More needs to be done to improve IT Technology.
上記の画像では実際に出題された内容ではなく、TOPICとPONTSの単語を変えて、受講生用に作ったものです。ご了承ください。
その他の英文で書かれた指示文は、実際の準1級のライティング問題に書かれているものです。
英語だらけの指示説明文ですが、英語が苦手な方にはちょっと引く感じがするかと思いますが、内容が分かれば大したことはありません。
次に英語で書かれた指示説明文の内容を確認してみましょう。
英検準1級のライティング問題の指示説明文は毎回同じ
ライティング問題に書かれている英文の指示説明文は毎回同じ内容です。その指示説明文の英語を確認してみましょう。
●Write an essay on the given TOPIC.
(TOPICについて作文を書くこと。)
●Use TWO of the POINTS below to support your answer. (作文の内容にはPOINTSの2つを選び、それについて書くこと。)
●Structure: Introduction, main body, and conclusion. (作文のは、導入、展開、結論の3つの構成にすること。)
●Suggested lengh: 120-150 words. (語数は、120語から150語を満たすこと。)
●Write your essay in the space provided on Side B of your answer sheet. (解答用紙のB面のライティング問題を書く枠内に書くこと。)
Any writing outside the space will not be graded (枠内からはみ出した場合、評価しません。) |
と言った指示内容です。
ここをしっかり確認して理解しておけば、
実際の試験ではこの部分をさっと目を通すだけで済みますね。
ここで疑問?!
TOPICについて書く?PONTSについて書く?どうやって書くの?
作文を書くとき、TOPICで与えられた内容で作文を書きます。その内容にPOINTSから選んだフレーズを含む必要があります。
(・_・D フムフム、分かる感じがする。
それとも、ん~よくわからないと思っているなら、実際に書くとき、どのように作文を展開していくかを後ほど説明します。
指示説明文の内容が分かったならこんな時に役立ちます
●解答時間が少ない時、この部分を読む時間を省略できる。
時間がない時は、説明文を読まずにすぐ問題文のTOPICとPOINTSに行くことができ、時間節約になります。
時間節約だけでなく、意味がすでに分かっているから、気持ちにゆとりを持つことができます。このゆとり感が、緊張しているときリラックスさせてくれますよ。
気持ちにゆとりがあると、落ち着いて作文を構成することができます。覚えている単語を記憶から引き出すことがスムーズにできる状態になるのです。
指示説明文の英語の内容が分かっただけでも、ライティング問題を攻略できそうな感じですね。
では、次に問題形式がどんなものかを見てみましょう。
Agree or disagree(賛成か反対)形式問題
近年の準1級のライティング問題で出題される形式はほとんど決まっています。
「Agree or disagree」賛成か反対形式 |
Agree or disagree 形式はよく出題されます。
作文の書き出しでは、賛成か反対かの意見をまず先に提示し、それに沿って英作文を展開していきます。
PONTSの単語を選択する場合、賛成か反対かで、それ関連したPONTSがハッキリすることもあります。
覚えていてほしいことは、
ライティング問題で受験者の賛成・反対の立場は「採点」に左右されません。採点の基準は、あくまでも「英作文として成立」しているかを見るだけです。 |
どちらの立場で作文を展開してもいいのです。自分にとって作文を展開しやすい立場を取りましょう。
その他の形式
その他の形式として、Is it good idea~?(2020年に出題)形式がときどき出題されます。
その他の形式で、気を付けることは、
「何を質問しているか、答え方はどうするか」をハッキリ理解する必要があります。 |
あいまいな理解では、質問の主題から大きく外れる場合もあるからです。大きく外れた内容を展開した場合、減点になるので気を付けましょう。
ライティング問題を書く前の構成作りのヒント
では、実際に英作文を書くにあたってのヒントを紹介します。
なぜヒントかと言うと、その通りにやりましょうでは、出題傾向がいつ変更になるか誰も予測出来ることではありません。
どのような出題傾向でも、対応できるスキルを身につけることこそが大切だと思うからです。
今回は、Agree or disagree形式をどのように書き出して、作文を展開していくかヒントをお教えします。
- 問題を読んで、内容を理解したらPOINTSを即決で選択する。
- 英作文の方向性YES/NOが決まったら、MEMOの箇所にこれから展開する話のキーワード(POINTSを含めて)を書く。
- マインドマップを活用して連想される事を書く。
- 英文の書き出しは設問文を引用する。
以上のヒントの中から重要なことをこれから詳しく説明していきます。
英作文の書き出しは設問文を引用する
英作文の書き出しで悩んでいる人にとっては、このヒントは有力なスキルになると思います。
英作文の書き出しは、設問の文を引用して書き出します。
例えば、下記の例題の設問文は、
【出題内容】
TOPIC
Agree or disagree: More needs to be done to improve IT Technology.
PONTS:
●make people happy
●lose job
●depend(s) on Technology
●change the environment
TOPIC
More needs to be done to improve IT Technology.
(ITテクノロジーはもっと改善される必要がある)
となっています。
英作文の書き始めは、 I agree / I don’t agree から始まます。 |
(解答英作例文)
I agree that more needs to be done improve IT Technology.
TOPICの設問を引用しているのがおわかりでしょうか?
そのまま引用しても大丈夫です。
このように、英作文の書き出しは出題された問題文を引用して、出題された問題の内容に沿って自分の考えを展開していきます。
英作文は、受験者の考えが正しい、間違いなどの、意見に対しての評価を一切しません。ですから、自分が思ったことを展開することに躊躇しなくていいのです。
英作文の評価は、問題に沿った意見が展開されているか、問題形式を守って作文を構成しているか、英文法、単語など、英語力を測るための試験です。
思い切って英作文を展開してみてください。
以上、英検準1級を目指せ!ライティング問題の書き方はこの順序で英作文を作る、でした。
いかがでしたか?準1級の英作文を難しく考えることはないことが分かって頂けたでしょうか?